会社を退職し、配当金で生活をするようになってからもうすぐで三か月です。
私自身これほどの期間を無職で過ごすことは初めての経験で、皆さんも未経験の人が多いかと思います。
この記事ではFIRE後にどのような毎日を過ごしているか、また配当金生活のメリット・デメリットについて紹介をします。
- 30代配当金生活者のリアルな一日
- 実際にFIREをしてみて感じたメリット・デメリット
投資歴6年
コールセンター歴15年
37歳で会社を退職
現在は配当金で生活
一日の過ごし方
まずは私の一日の過ごし方を紹介します。
起床といっても目が覚めただけです。
12:00までベッドのなかでスマホゲームをしています。
昼になってやっと動き出します。
家事は「食器を洗う」「洗濯機のボタンを押す」「掃除機で床掃除」で終わりです。
約40万円のドラム式洗濯機を使っていますが、生活が激変するほど良いアイテムです。
起きてすぐはお腹が空いていないので「ヨーグルト」を食べます。
家事しかやることがないので、ここからは自由時間です。
パソコンでは「YouTube」「AmazonPrime」「PCゲーム」でひたすら時間をつぶしています。
週に1~2回はこの時間にブログの記事を書いています。
18:00に初めて外出します。
行き先は自転車で5分くらいのスーパーで、夕飯の食材を買いに行きます。
スーパーで購入した「鍋の素」「鍋の野菜セット」「豚肉」「ウインナー」「豆腐」「きのこ」をタッパーにいれて、電子レンジで温めます。
あとは「白飯」と「キムチ」で食事が完成します。
毎日このセットですが、野菜が多いのでとても健康に過ごせています。
昼のパソコンの続きです。
この時間までパソコンで遊んで、寝る直前にシャワーを浴びて寝ます。
ほぼ毎日このルーティンです。
ここまで堕落した毎日になるとは思っていませんでしたが、一度このルーティンに陥るとなかなか抜け出せません…
典型的なニートですね…
配当金生活のメリット
堕落した毎日ではありますが、もちろんメリットもあります。
- 視野が広がる
- 心に余裕ができる
- 興味のあることに時間を費やせる
視野が広がる
毎日忙しく働いていた頃と比べると、さまざまな分野で視野が広がりました。
時間がたっぷりとあるので、あまり興味がなかった分野に興味を注ぐことができるようになります。
私の場合、「音楽」「アニメ」「動画コンテンツ」に以下のような変化がありました。
FIRE前 | FIRE後 | |
---|---|---|
音楽 | 1995年~2010年くらいのJPOP 若い頃に聴いていたアーティストのみ | 1995年~現在のJPOP 知らないアーティストの歌も聴く |
アニメ | 誰でも知っているような人気アニメのみ | 聞いたことのないタイトルのアニメも観る |
動画コンテンツ | 投資のみ | 投資以外の副業関連 犬猫の日常やVTuberのライブ配信も観る |
趣味が少し広がっただけのようにも受け取れますが、未体験のコンテンツを体験することはとても大事なことだと思います。
自分とは異なる価値観をもった人たちが”何に”面白さを感じているのかを理解することで、世界が少し広がったように感じることができます。
世界はとんでもないスピードで変化をしているので、過去の感覚のまま生きていくのは無理がありますからね。
特に「VTuber」のライブ配信はとても面白くてハマっています!
心に余裕ができる
時間に追われることがなくなるので、いつでも心に余裕があります。
同じマンションの住人には少し明るい声で挨拶するようになり、狭い歩道を歩くときは率先して道を譲るようになったり。
今までも丁寧な生き方を心がけていましたが、自然にそれができるようになったのはとても大きいメリットです。
街で出会うほとんどの人は毎日働いていると思いますので、それを思うと当たり前のように人にやさしくできるようになりました。
興味のあることに時間を費やせる
すでに”やりたいこと”がある人は最高のメリットになるかと思います。
FIRE後はすべての時間の過ごし方を自分自身で決めることになります。
今まで生きてきてこれほどの自由を手に入れたことはないので、それが苦痛に感じて再就職する人も多いと聞きます。
私もそれが苦痛になったので、5月から働き始めます…!
”やりたいこと”がある人にとっては、とことんまでそれに没頭できる最高に時間になりますね。
ただし、一日に何時間も熱中できるほどの”やりたいこと”がある人は、意外に少ないみたいです。
配当金生活のデメリット
続いてデメリットです。
実際に配当金生活をしてみると、想像していたよりもデメリットが大きいと感じました。
- 孤独を感じる
- 身体が弱ってくる
- 何事にも集中できなくなる
孤独を感じる
デメリットの中で一番辛かったのが、孤独を感じることが多くなったことです。
まず、起きている時間の半分以上を会社に費やしていたので、それが一気に空白の時間になることに戸惑います。
友達も同じような状況になれば遊べるかもしれませんが、友達と一緒にFIRE達成した人なんて聞いたことがありません。
つまり、同じ状況になっている人が近くに誰もいないんです。
そんなことを誰かに相談をすることもできませんし、周りからすると「一番楽している奴が一体何を悩むの?」ってなりますよね。
つまり、物理的にも精神的にも孤独になるんです。
その孤独を感じないほどに”やりたいこと”がある人が配当金生活に向いているのだろうと思います。
会社に勤めている頃は感じませんでしたが、「同じ環境で同じような悩みを持っている仲間と毎日を顔を合わすこと」は、とても素敵な時間だったのかなと思います。
身体が弱ってくる
私は最初に腰を痛めました…
原因は「通勤」がなくなったことと、長時間椅子に座っていることです。
やはり毎日数十分の運動というのは、身体を健康に保っていたのだなと痛感しています。
人は強制されないと楽な方に流れてしまう生き物なので、身体を動かさなくてよい環境が続くと本当に身体を動かすことがなくなりました…
会社勤めをしていた頃よりも、自分を律する意識が必要になってきます。
何事にも集中できなくなる
自由な時間が長くなると、集中力がなくなりました。
会社勤めをしていた頃の自由な時間は有限でした。
会社から帰宅をして就寝までの数時間や、休日が自由な時間になっていたと思います。
つまり、限られた時間であるからこそ、集中して趣味に没頭することができていたのだと思います。
それがほぼ無限ともいえる自由な時間になってしまうと、途端に趣味に没頭できなくなるんです。
「人生は”死”があるからこそ輝くことができる」みたいな言葉を聞いたことがありますが、まさにその通りなのだと思います。
さいごに
この記事ではFIRE後の一日の過ごし方と、実際に感じた配当金生活のメリット・デメリットについて紹介をしました。
もちろん人によって感じ方はさまざまなので、紹介した内容にまったく当てはまらない人もいるかと思います。
結局のところ、人は自由な時間が欲しいのではなく、時間を忘れるほど熱中できる”何か”を求めているのかなと強く感じました。
私は5月から短時間ではありますが会社勤めに戻ります。
今回の再就職が、「FIREで感じた孤独を和らげる、心地よい社会とのつながり」になればと期待しています。
後日、再就職をしたことで生活がどのように変化したのかを記事にしたいと思っています。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば、とても嬉しく思います!
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは、私生活の記事書いて頂きありがとう御座います!!
FIREのリアルって感じがして凄くイメージが沸きました(笑)
やっぱり、孤独感は感じますよね・・
私はインドア派なので、普段から人との接点が無いのに仕事を辞めたら、スーパーのレジのお姉さんに袋は要りますか?
…いりません。
位の会話で終わりそうな気がします(笑)
なので同じFIRE仲間を作りたくなりますよね><
いえいえ、こちらこそ記事のアイデアをいただき感謝しています!
実際の私生活は本当に孤独との闘いって感じがしています…
ただ、最近はSNSやブログなどで人と関われる機会があるので、そういったツールには助けられていると思っています。
のこりんさんがFIREされたときにも、是非感想を聞かせてほしいです!