コールセンター歴10年以上が語る!働く本当のメリット・デメリット

コールセンター
この記事でわかること
  • コールセンターで働くメリット・デメリット
  • どのようなコールセンターを選べばよいか

この記事では「コールセンターで働く本当のメリット・デメリット」を紹介します。

まずは私のコールセンター経歴をご覧ください。

コールセンター経歴
  • 勤務年数
    • 13年
  • 勤務会社
    • 5社
  • 勤務場所
    • 全国各地
  • 業務内容
    • 携帯電話・スマートフォン
    • 固定通信・でんき・ガス
    • 国の施策(キャッシュレスなど)

私は趣味で全国各地を移住しており、さまざまな地域のコールセンターで働いていました。

地域によって多少の傾向はありますが、今回は全国共通のコールセンターのメリット・デメリットをお伝えしていきます。

目次

結論

結論からお伝えします。

メリット
  • 高収入
  • 学歴不問
  • 未経験歓迎
  • 採用されやすい
  • 友人ができやすい
  • どこでも通用するスキルを習得できる
デメリット
  • 座りっぱなし
  • クレームが辛い
  • 業務ルールが厳しい
  • 単純作業になり飽きる
  • たまに問題をおこす人がいる

イメージ通りの人もいるかと思いますが、本当にこのようなメリット・デメリットになっています。

もちろん働くセンターや扱う業務によって多少の差はあります。

ここからは、メリット・デメリットの各項目ごとに解説をしていきます。

メリット

高収入

コールセンターは他業種に比べ時給が高いです。

時給が高い理由は以下の通りです。

時給が高い理由
  • 退職される人が多く、人が定着しない
  • クライアント企業からの依頼で急に人が必要になる
  • 仕事が難しいイメージがあり、人が応募してこない

コールセンターは採用されやすい職種のため、「目標の金額が貯まるまで働く!」といった人が多いです。

また、採用されやすいことを知っている人も多いので、自身に合うセンターじゃなければすぐに辞める人も多いです。

そのような退職が多く、ネガティブな理由以外での離職率がかなり高いです。

どこのコールセンターも常に人が足りてませんが、会社は人の確保が必要なので高時給の募集が続いています。

高時給の仕事は「難しい・きつい」と思われがちですが、コールセンターは一概に難易度が高いわけではありません。

学歴不問

はい、学歴不問です。

というより、数年前から履歴書自体不要の会社が増えており、自身の学歴を申告するタイミングがないです。

私はコールセンターの責任者をしていたこともありますが、その会社に学歴を申告したことはありませんでした。

もし履歴書が必要な会社であっても、学歴で不採用になることは聞いたことがありません。

未経験歓迎

怪しい求人文句みたいですが本当です。

コールセンターは経験者よりも未経験者が優遇されることが多いです。

私が採用担当だったときに上司と話をしましたが、統計的に経験者のほうが離職率が高く、職場で問題を起こしやすいとのことでした。

「前の職場では○○だったのに!」といった不満を隠せない人が多くなった気がします…

採用されやすい

高収入の項目でもお伝えしましたが、コールセンターは慢性的に人が足りていません。

センターの運営のためには決められた人数の確保が必要なため、社内の他のセンターから人を借りることもあるくらいです。

そのような状況で、わざわざ応募してくれた人を不採用にすることは少ないです。

もちろん定員よりも多くの応募があり、他のセンターへの採用もできない時に不採用になることはありますが、稀なケースと思ってもらって大丈夫です。

友人ができやすい

コールセンターは人の出入りが多く、センターによっては毎月10人以上の新人が入社することもあります。

また、採用されやすい職種もあって、老若男女さまざまな人と出会えます。

やりたいことがありお金を貯めたい人が多いので、隣席の人と生きがいや趣味の話をすることがとても楽しいです。

私はコールセンターで出会い、10年以上お付き合いのある友人が複数人います。

社員の2割ほどの人が恋愛関係に発展し、その内半分が結婚に至ったような仲のいいセンターもあるくらいです。

どこでも通用するスキルを習得できる

コールセンターでは基本的なパソコンスキル・コミュニケーションスキルを習得することができます。

管理者で働く場合は、基本的なビジネススキルも習得が可能です。

電話対応はパソコンを使って行うため、パソコンの使い方はもちろん、お問い合わせに回答するための検索にインターネットも多用します。

基本業務である電話対応についてはコミュニケーションそのものです。

対面ではなく声だけでお問い合わせに回答をしていくので、新人の頃はお客さまとのやりとりが難しく感じるかと思います。

数か月たてば円滑に電話対応ができるようになっていき、どのような人が相手でもうまく話ができるようになっていきます。

一度習得してしまえば、他のセンターでも即戦力になります。

このコミュニケーションスキルは、退職後に他業種にいかれても活用できるスキルです。

デメリット

座りっぱなし

管理者ではない場合、8時間座りっぱなしの仕事です。

トイレや休憩時間はあるので、ずっと座っているわけではありませんが、やはり身体には負担が大きいと思います。

私は20代の頃はまったく負担ではありませんでしたが、30代中頃から腰への負担を感じるようになりました。

もし腰痛がある場合は管理者へ相談をしてみてください。

こまめに身体を動かせるよう配慮してくれるかと思います。

クレームが辛い

業務内容の退職理由でナンバーワンの理由です。

「コールセンター=クレーム」というイメージがあるかと思いますが、やはりクレームはあります。

私は10年以上クレーム対応をしてきましたが、いまだにしんどいと感じます。

ただ、2020年頃からクレーム対応の方針が全国各地で変わってきており、現在はクレーム対応をすることが非常に少なくなりました。

その理由は以下の通りです。

クレームが減った理由
  • SNSの誹謗中傷で人が亡くなる事件が発生するようになった
  • 誹謗中傷を言った人が特定され、罪に問われるようになった
  • コールセンターへのクレームも悪質な場合は同様の対応をするようになった

最近では「カスタマーハラスメント」という言葉も出てきて、悪質なクレームが本当になくなりました。

数年前に比べ、かなり働きやすくなったと実感しています。

業務ルールが厳しい

コールセンターはクライアント企業からの依頼でセンターを運営しています。

そのため、クライアント企業のサービス情報・顧客情報などの重要な情報を取り扱っています。

そのような重要な情報があるセンターに働くわけですから、業務ルールは厳しいです。

例えば、以下のようなルールがあります。

業務ルールの一例
  • 衣服のポケットはすべて空にする
  • スマートフォンや電子機器の持ち込み禁止
  • 書けるもの、記録を残せるものの持ち込み禁止
  • 財布・飲み物・常備薬以外を持ち込む場合は、すべて事前許可制

センターによってさまざまなルールがありますが、他業種から来られた人は戸惑うかもしれませんね。

単純作業になり飽きる

デメリットにするか迷いましたが、私がセンターを転々としている主な理由のひとつです。

一度コールセンターで働くと他のセンターでも活用できるスキルを習得できるので、新しいセンターで改めて覚えることが少ないです。

私は10カ所以上のセンターを経験しているので、センターの業務内容を覚えてしまえば、後はひたすら問い合わせを受けるだけになります。

そういう時は管理者になることが多いのですが、管理者業務もどのセンターも同じ内容が多く、やはり飽きます。

贅沢な悩みではありますが、単純作業になることが多いと思っていてください。

たまに問題をおこす人がいる

こういう人はコールセンターだけでなく、皆さんの職場にもいるかと思います。

ただし、コールセンターは基本的に誰でも採用になるため、問題をおこす人が入社されることが多々あります。

「関わらない・気にしない」ようにすればいいと言われても、中々そうはできないものですよね。

私は一度、そのような人を職場から追い出したことがありますが、結局別の人が問題をおこすようになりました。

人間がコミュニティを作ると、必ず問題をおこす人が発生するようになっているのかなと思います。

そういうものだと認識すれば、意外にうまくやっていけるかもしれませんね。

どのようなコールセンターを選べばよいか

コールセンターのメリット・デメリットについて紹介をしてきました。

最後に、どのようなコールセンターを選べばよいかをお伝えします。

ずばり、オープニングの求人です。

理由は以下の通りです。

オープニングの求人がよい理由
  • 採用されやすい
  • 全員人間関係が最初から
  • 初期メンバーとして活躍しやすい

働くうえでよいことばかりで、一度経験するとオープニングじゃないと働けなくなります。

私もここ数年はすべてオープニングのセンターです。

すでにコミュニティが出来上がっているセンターに途中入社するよりも、センターの初期メンバーとして働くほうが楽しいことが多いですし、時給の高い管理者にもなりやすいです。

管理者になるのは一長一短なので、全員におすすめはできませんが、オープニングのセンターではそのチャンスが大きく上がります。

もしコールセンターで働くことに興味をもたれたのなら、是非オープニングの求人を探してみてくださいね。

このブログが誰かの力になることがあれば、とても嬉しく思います。

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