2024年5月のSBI証券NISA買い付けランキングで一位になったEDVについての解説記事です。
急に人気が出てきたETFで、VOOやVYMほどよく知らないなといった方はぜひご覧ください!
投資歴6年
コールセンター歴15年
37歳で会社を退職
現在は配当金で生活
EDVとは?
EDV(Vanguard Extended Duration Treasury ETF)は、アメリカの長期国債に投資するETF(上場投資信託)です。
このETFは20年以上の長期米国債に焦点を当てており、主にゼロクーポン国債(償還まで利息が支払われない国債)に投資しています。
ゼロクーポン国債そのものは利息を支払わないものの、EDVは投資ポートフォリオの運用と管理を通じてキャピタルゲインやキャッシュフローを生み出し、これを分配金として投資家に還元しています。
株式ではなく、国債に投資をしているETFなんですね!
基本情報
- ティッカー: EDV
- 運用会社: バンガード・グループ
- 資産クラス: 固定収入(長期国債)
- 経費率: 0.06%
- 分配金利回り: 4.29%
- 設立日: 2007年12月6日
- 資産総額: $3.092百万
参考:bloomberg
VOOなどの株式ETFとの違い
EDVは主に長期米国債に投資するため、安全資産としての特性が強く金利変動に敏感です。
一方、VOO(Vanguard S&P 500 ETF)はアメリカの主要株式指数であるS&P 500に連動するETFで、株式市場の成長を反映します。
EDVはリスクが低いがリターンも比較的安定しているのに対し、VOOはリスクが高いが長期的なリターンが期待できるという違いがあります
なぜ最近EDVが人気なのか?
金利の変動
近年、米国の金利は大きく変動しており、特に利下げが予想される局面では長期国債の価格が上昇する傾向にあります。
EDVは長期国債に特化しているため、金利が低下するとその価格が大きく上昇します.
これから利下げがくることが確実視されているから、急に買う人が増えたんですね…
インフレ対策
最近のインフレ懸念により、多くの投資家がインフレに対するヘッジとして国債に注目しています。
EDVのような長期国債ETFは、インフレが収まるにつれて金利が下がり、価格が上昇する可能性があるため、投資対象として注目されています。
安全資産としての魅力
経済の不確実性が高まると、多くの投資家はリスク回避のために安全資産である米国債に資金を移します。
EDVは米国政府によって保証された国債に投資しているため、安全資産としての魅力が高まりました。
まとめ
最近の市場環境では、金利の低下や経済の不確実性が高まっており、安全資産への需要が増加しています。
EDVは、金利低下時に価格が上昇しやすい特性があるため、現在の経済状況において魅力的な投資対象とされています。
このように、利下げ局面であるから今のうちに買っておいて、値上がりによるキャピタルゲインを狙った購入などもあり、SBI証券のNISAランキング一位にまで上り詰めたのかもしれません。
自分はどのような局面でも姿勢を崩さない「長期・分散・つみたて」を守るインデックス投資家なので、利下げ局面だからEDVを買う!といったことはありませんが、現在においてはとても魅力的なETFだと分かりました!
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば、とても嬉しく思います!
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