私は26歳の頃に地元を出て、10年以上全国を移住して生活をしています。
移住をすることに家族や地元の友人からは「反対」の声があり、移住先で出会う人たちには「疑問」と「興味」を持たれることが多いです。
たしかに私のまわりに「全国を移住して生活をしています。」という人はいませんし、実際にそのような生活をしている人は少ないのかなと思います。
この記事では「なぜ移住することを決めたのか」や「実際に移住をして気づいたこと」を紹介していきます。
- 移住を決めた理由
- 実際に移住をして気づいたこと
- 移住のメリット
投資歴6年
コールセンター歴15年
37歳で会社を退職
現在は配当金で生活
移住を決めた理由
移住を決めた理由はたくさんありますが、中でも影響が大きかった理由について紹介します。
- 地元の生活が好きではなかった
- テレビやネットの情報を鵜呑みにしたくなかった
- 生き方を自分で決めたかった
地元の生活が好きではなかった
私は地元の生活が好きではなかったです。
おそらく学生時代にいじめられていたことが原因だと思いますが、26年間ずっと「生きづらいなぁ…」と思いながら生活をしていました。
そのため、休日はいつもとなりの県にドライブをして、郊外の公園など開放的な場所で過ごしていました。
言語化するのが難しいのですが、地元の生活が息苦しいと感じている人は少なくないのかなと思います。
テレビやネットの情報を鵜呑みにしたくなかった
実際に体験していない情報すべてにいえることですが、その情報が本当かどうかに疑問がありました。
例えば、「東京は冷たい人が多い」「沖縄は時間にルーズな人が多い」「秋田は美人が多い」「福岡は修羅の街」「愛知は全部トヨタ」などの情報です。
当時の自分も含め、こういった情報だけでそれらのことを判断している人が多く、「もし、すべての情報が嘘だったら…」と疑問を持っていました。
特に最近は情報過多の時代なので、実際に経験をしていないのに知った気になってしまいがちです。
一番悲しいのは「国・人種」へのイメージだけで「人を判断してしまうこと」だと思います。
誰もが、「事実ではないイメージを持って生きること」はしたくないと思いますので。
生き方を自分で決めたかった
結論、「生き方を自分で決めたい」という理由になります。
地元はとても大切な場所ではありますが、死ぬまでその場所に束縛される必要はないと思っています。
「なんとなくその場所にいる」のと、「考え抜いて自分で決断してその場所にいる」のは大きく違うと思います。
家族や友人、会社など自分以外の意思が介入した人生がどれだけよい人生だとしても、いつか後悔するような気がしています。
死ぬ直前に後悔することで、「もっと自分の人生を歩んでみたかった」が上位にランクインしているのがとても納得できます。
実際に移住をして気づいたこと
ここまで紹介した理由が影響して、26歳の頃に地元を出ました。
ここからは実際に全国を移住して、気づいたことや感じたことを紹介していきます。
- 新たな自分の性格に気づく
- 土地によって人の感じが違う
- 食べ物や水のおいしさが違う
- テレビやネットの情報が限定的であることに気づく
新たな自分の性格
新たな自分の性格に気づいたことが、移住をしたことの中で一番大きな出来事です。
私は地元ではおとなしく、あまり話さない性格をしています。
しかし、移住先では明るく前向き、とにかく自分からよく話す性格になりました。
移住をすることで新たな性格が出てきたのかと思ったのですが、おそらく現在の自分の性格が表面に出てきただけだと思います。
おそらく人は常に変化をしていて、性格もつねに変わっていくのだと思います。
しかし、毎日同じ人たちと関わっている場合、今までの自分の性格を演じ続けることになります。
本当はすでに性格が変わっているのに、過去の自分を知っている人の前では過去の自分のままでいてしまいますよね。
「地元では難しいが、旅行先では人に声をかけることができる」ようなことも、これが理由なのかなと思っています。
土地によって人の感じが違う
当たり前のようですが、土地によって人の感じが違います。
これは実際に経験すると、とても生活に影響することがわかると思います。
毎日都会で生活している会社員が、休日に郊外に行ったときはとても居心地がよいと感じますよね。
これは都道府県の規模でも起きており、都会で生活している人と、地方で生活している人とでは雰囲気が大きく異なります。
その人がどうということではなく、住んでいる場所によって人の性格が変わることが原因です。
「人ひとりに割り当てられている空間の広さ = 人のおおらかさ」になるのかなと思っています。
食べ物や水のおいしさが違う
生きていくうえで食べ物や水のおいしさはとても重要ですよね。
しかも、地方の食べ物は都会に比べ安いというのも大きなメリットです。
例え全国チェーン店でも、都会の店舗と、水がおいしい地方の店舗では味が異なります。
調理に使う水道水が違うのが一番の理由かと思っています。
さらに、都会に比べ店舗に人が並ぶこともほとんどありません。
「安い・おいしい・待たない」がそろっているので、もう都会の外食には行けません。
テレビやネットの情報が限定的であることに気づく
移住を決めた理由でも触れましたが、テレビやネットの情報が限定的であることに気づきました。
情報が嘘だったとまではいいませんが、事実ではないことが多かったです。
以下、実際に移住をして感じたことです。
- 秋田美人は本当に多い、日照時間が短いことも理由かと
- 博多美人も本当に多いが、一番美人が多いかったのは熊本
- 福岡は修羅の街ではなく、とにかく住み心地に全振りした街
- 北海道で辛いのは寒さよりも地面が凍っていること
- 沖縄は日本語の通じる異国かと思うくらい文化が違うし、たしかに時間守らん
移住をして気づいたことを文字で表すのがとても難しいのですが、実際に経験しないとわからない魅力がたくさんあります。
また、街と自分との相性もあります。
私の場合は九州と相性がよかったのですが、相性は人によって違うのでそれを見つけるのも面白いかと思います。
熊本に美人が多いことは全国を転々としている人たちの中では有名みたいですが、実際に住んでみないとわからない一例だと思っています。
さいごに
ここまで「なぜ移住することを決めたのか」と「実際に移住をして気づいたこと」を紹介してきました。
さいごに移住をすることのメリットを紹介して終わりにしたいと思います。
- 新たな自分の性格に気づくことができる
- 自分の人生を自分で決めることができる
- 生きやすい場所を見つけることができる
ひと昔前に比べ、会社に属すること以外の生き方が当たり前になってきました。
この流れはさらに加速していくのかなと思っています。
もし、地元以外で生活をしたことがなく、その生活に満足していないのであれば移住を検討してみてはどうでしょうか。
移住先が合わないと感じればすぐに戻ればよいですし、他の場所を転々としてみるのもおすすめです。
「移住をしてみたけどやっぱり地元がよかった」ときでも、他の場所を経験したうえで地元を選らんだ事実は説得力があります。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば、とても嬉しく思います!
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