投資を始めるときに、「投資信託」と「ETF」という言葉をよく聞くでしょう。
どちらもお金を増やすための魅力的な商品ですが、それぞれの違いやメリット・デメリットを理解することが大切です。
この記事では初心者でもわかりやすく、投資信託とETFの基本的な違いと、どんな人に向いているかを説明します。
投資歴6年
コールセンター歴15年
37歳で会社を退職
現在は配当金で生活
共通の特徴
投資信託・ETFともに、多くの人からお金を集めてプロの運用会社が株や債券などに投資する商品です。
運用は専門家に任せるので、自分で詳しく勉強しなくても安心して投資ができます。
ほとんどの投資初心者は投資信託かETFを選んでいるようですね!
自分は投資6年目ですが、ずっとETFを買っています!
投資信託の特徴
- 取引のタイミング: 投資信託は一日に一度、決まった時間にしか取引が行われません。
これは基準価額と呼ばれる価格が一日に一回しか更新されないためです。 - 手数料の構造: 投資信託は運用管理費や信託報酬など、複数の手数料が発生します。
これらは通常、投資信託の運用会社に支払われます。(隠れコストといって、明文化されていない手数料があります。) - 配当金が出ない: 投資信託は配当金が出ないものが多いです。(出るものもある)
配当金は投資信託内で再投資されているので、配当金が出るETFよりも基準価格は上がりやすいです。 - 購入の手軽さ: 投資信託は証券会社だけでなく、銀行や保険会社などでも購入でき、100円などの少額から始められるため、簡単に投資を始めることができます。(楽天証券など)
一度買ったらあとは何もしたくない人向けの商品ですね!
ETFの特徴
- 取引の自由度: ETFは市場が開いている間ならいつでも取引可能です。
これは株と同じようにリアルタイムで価格が変動するため、タイミングを見て売買ができます。 - 手数料の違い: ETFの手数料は信託報酬のみのため、投資信託に比べて低めに設定されていることが多いです。
- 配当金が出る: ETFは配当金が出ることが多いです。
配当金は一度受け取ってから再投資しても、そのまま使ってもよいので自由度が上がります。 - 購入には外貨が必要: ETFを購入するためには外貨が必要です。
楽天証券やSBI証券は円からドルへの為替手数料が無料になったので、そこまで気にする必要はありません。
とにかく手数料を安くしたい人や、配当金の使い道を自分で決めたい人向けですね!
投資信託とETFの違い
1. 取引方法
投資信託は一日に一度の取引で、価格も一日に一度しか更新されません。
一方、ETFは株と同じように市場が開いている間はリアルタイムで取引が可能です。
2. 手数料
投資信託は信託報酬のほか運用管理費などの隠れコストがあるため、ETFに比べ手数料が高めです。
対してETFの手数料は信託報酬のみであり、全体的に低めに設定されています。
3. 購入のしやすさ
投資信託は証券会社以外にも銀行や保険会社など、多くの場所で購入でき、100円などの少額から始められます。
一方、ETFは購入に外貨が必要です。
楽天証券やSBI証券は円からドルへの為替手数料が無料になりましたが、外貨を用意するひと手間が発生します。
3. 配当金のありなし
投資信託はほとんどが配当金を出さず、投資信託内で再投資をしてくれます。
ETFの場合は配当金が出るものが多く、証券口座で配当金の受け取りがあります。
投資信託とETFの比較表
特徴 | 投資信託 | ETF |
---|---|---|
運用 | 専門家にお任せ | 専門家にお任せ |
取引 | 一日に一度、決まった時間に取引 | 市場が開いている間、いつでも取引可能 |
手数料 | ETFより少し高め | 低め |
配当金 | なしが多い | ありが多い |
最小購入金額 | 100円(楽天証券など | ETFの価格 |
まとめ
投資信託とETFは、どちらもリスクを分散して投資するための良い方法ですが、それぞれに特徴があります。
投資信託は少々手数料は高いですが、一度購入すれば自動的に配当金再投資をしてくれます。
最小購入もとにかく安いので、あまり投資にかかわらず、ほったらかしで投資をしたい人におすすめです。
ETFはとにかく手数料が安く設定されています。
また配当金も出るので、配当金を受け取るたびに再投資するかどうかを選択することができます。
少しでも安く資産運用をおこない、配当金の受け取りをしてみたい、多少の手間があっても効率よく投資をしたい人におすすめです。
ちなみに私は少しでも効率よく投資をしたかったので、手数料が格安の0.03%であるVTIというETFに投資をしています。
あと、好みによりますが配当金を受け取るのはお小遣い感覚でうれしくなります!
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば、とても嬉しく思います!
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